去年、挑戦しようと思ってできなかったもの。
それは、自家製たくあんを作ること。
大根を干すまではできるのだけれど、
大きな容器やそのほかの道具のことを考えると…。
でも、この本を読みこんでいたら無性に作りたくなりました。
自分の家で作る、おいしいものを。
おいしいもの。
そういって多くの人の頭の中に浮かぶのは、
どちらかというとハレの日の食事のように感じています。
ハンバーグや唐揚げ(ハレの日かな?)、
フレンチやイタリアンの華々しいおいしいもの。
それに対してケの日の食事は、ごはん、味噌汁、
炒め物、野菜の和え物など。
だけど、自分のこれまで食べてきたものを考えると、
ケの日のごはんこそ、
実はごちそうなんじゃないかと思うのです。
本の中のお漬物は、時間のかかるものもあるけれど、
ただ塩もみしただけの野菜に重しをしたり、
少し外で干した野菜をしょうゆ漬けにしたり。
食事の合間にこういった本に載っている
自家製のお漬物があったら…。
日々の食事の豊かさが、実は自分で作れること。
家で作るからこそおいしいと、
この本は教えてくれます。
お漬物にハードルの高さを感じている方はぜひ、
一読されてみてください。
わたしももう少し読み込んで、
今年こそ、たくあんを漬けます。