hon-nomushi’s blog

人生の友になる本との出会い

新しい占いとの向き合い方 石井ゆかり『3年の星占い 蠍座』

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11月10日。今日発売の本です。

予約で購入しておいたので、

夜中の0時に端末にダウンロードされていました。

開店を待ち本屋さんに行って本を購入する時代から、

欲しい本が朝起きて家ですぐに読めるなんて、

時代は変わりました。

 

けれど、読み方や本との関りは全く変わりません。

3年前から読み始めた石井ゆかりさんの『3年の星占い』。

これから先の3年を語る、新しい本を心待ちにしていました。

3年というのは結構長いスパン。

内容を忘れてしまったりするので

毎年誕生日に読み返したり、

年度の初めなどにまた読み返したりしていました。

 

そしてこの本で占いとの新しい関わり合いが生まれました。

それは、読み返すことで自分の一年やある時期を振り返る、

という行為。

占いというのはどうしても未来に目が向きがちで、

未来に起こることを知るために読むことが多いものです。

ですが、この3年というスパンがある程度長いものだから、

覚えきれずに何度も読むように。

すると去年はどうだったかも併せて読むので、

振り返りもするようになったのです。

 

それは、合っている合っていないだけにとどまらない、

自分の人生の一定の時期を静かに振り返る時間でした。

振り返ることで、人生に望むことが自分の中で

よりはっきりと形になってくるのです。

本を読みながら、人生のおおまかな流れを確認する。

そして実際どうだったかを、また振り返って考える。

「自分はどうしたかった?これからどうしたい?」

という問いかけを、本とともに行う時間。

これこそ新しい占いとの付き合い方なのでは。

 

それを可能にしてくれるのが、

この石井ゆかりさんの『3年の星占い』。

この本は単なる占いではなく、人生は自分が主役の物語だと

毎年読むたびに実感させてくれる本です。