なんだかおもしろそうなタイトルにひかれて手に取った本です。
わたしたちの身体の腸と、土を繋げて考えるなんて、なかなか
ない本なのでは。
本の中では医師である著者が、身体の菌のこと、
菌はどのような働きをしているのか、
そしてその菌が食べ物とどう関連しているのかに関して
詳しく書いてくださっています。
今はすっかり悪者になってしまった菌ですが、
もともと人の身体にはたくさんいる菌。
本来は人が恩恵を受けている野菜などの食べ物から、
たくさんの菌を受け取って暮らしてきた人たち。
その食べ物をはぐくむ土壌の環境についても
著者は様々な観点から教えてくれています。
腸と土が同じように育つなんて、視点も面白いですが、
いかに今の生活が土と離れたものになっているか、
ということも知れて興味深かったです。
なんだか内容が多岐すぎて上手く整理できなかったのですが、
タイトルの腸と土のつながりを意識しただけでも、
この本を読んだ価値がありました。