今更ながら…ですが、家族が借りていたのでつい手に取った本。
本当に面白かった!
読み終わった後感動して泣いてしまったほどです。
経営や経営学には本当にうとい文学部出身のわたし。
一度だけ大学で授業をとってみたけれど、やっぱり合わなくて早々に
リタイア。
そういう人ほど、この本で『マネジメント』を知って、
興味を持ったらいいのでは?と思いました。
あらすじは、女子高生の主人公が野球部のマネージャーになり、
ドラッカーの『マネジメント』を読みながら野球部を甲子園に
連れて行くというお話。
わたしにとっては、主人公が本を読んだ後、どうやって実際に
野球部の中で理論を展開していくかが面白くて、夢中になって読みました。
決して難しくなく要所要所で本の内容を学んでいけるのもすてきなところ。
難しいことをこうやってかみくだいて小説にできるのも、
作者ご本人が『マネジメント』を読み込んでいらっしゃるからに
他ならないのではないでしょうか。
作者の読解力、応用力にも感嘆しました。
この作品を足掛かりにして、
敬遠していた『マネジメント』を読んでみようと
思う方も少なくないはず。
わたしもその一人です。
どこまで読み込めるかはまだ未知数ですが、
遠くにあった本を身近に感じさせてくれたこの本のすごさ、
ぜひ一読して体験してみてください。