先日読んだ続編を借りてきました。
トラベリングパンツ、続編2冊。
1が素晴らしかったので、そのあとを読むのが本当に楽しみだったのですが、
期待を裏切らない面白さでした。
子どもを寝かしつけて寝てしまった後、はっとして飛び起きて続きを読んで夜更かし。
朝時間が空いて、ちょっと読むつもりがもう止まらず、出かけるギリギリまで読んでしまい、続きが気になって隙があれば読み続ける、という数日間でした。
本当に、なんてすばらしい本たちなんだろう。
素晴らしい人と友達になるのと同じくらい、
この本に出会えたことに、感動しています。
わたしの運命の本の1冊に、まちがいなく入る1冊です。
1を読んだときにブログに書きましたが、
本来のティーン向けヤングアダルト小説は、シリアスな現実に向き合う
主人公の姿が多く、今のわたしには読むのが辛いのです。
あのティーンの結構過酷な時期に読んだらまた違うのだと思うのだけれど、
ティーンを通り過ぎた大人が読んだときは辛さはもういいよ、となってしまって。
現実が過酷なことはだれもがわかっている、なんて思ってしまうのです。
でもこの作品は、主人公たちの悩みや苦しみの中に、
成長という視点を忘れないで描いているのです。
確かにティーンはきつい時期だし、この世の終わりのように感じられる時もある。
だけれどもそこから人が立ち上がって、自分の手で自らの望む方向へと
進んでいく力があり、そこを描いているところが本当にすばらしいんです。
お互い支え合う友情や、自分たちのマジックアイテム、ジーンズをはくことで、
人が本来の良き方向へ向かう力をさらに強めていっている。
前回同様、読みすすめるたびに涙が出て、とまりませんでした。
もし図書館の片隅にこの本を見つけたら、ぜひ手に取ってみてください。
夢中になること、うけあいです。