hon-nomushi’s blog

人生の友になる本との出会い

一緒に楽しんだ魔法犬 那須正幹『衣世梨の魔法帳』

f:id:hon-nomushi:20211214155257j:image

子どもがたまたま図書館で見つけてきた、魔法犬花丸の物語。

今手元に4冊あって、一緒に読書を楽しんでいます。

 

特徴的な絵を見てはっとしたのですが、

よしもとばななさんの『High and dry』と同じ画家の方が

イラストをかいていらっしゃいました。

 

小学校4年生の主人公衣世梨が、たまたま捨て犬を拾ったのですが、

その犬花丸が不思議な力を持っていて、

主人公の冒険のキーパーソン(キードッグ?)になるんです。

でもその魔法は、犬が話したりするようなものではなく、

別の世界にいざなう脇役のような働きで、

主人公との関係性がとってもおもしろいんです。

 

あんまり魔法の世界が当たり前になってしまうと、

ファンタジーで全く違う世界の出来事のように読んでいくけれど、

この本はあくまで控えめに花丸が活躍するので、そこが

面白くて、現実からあまり離れずに楽しんで読むことができます。

 

まだまだ読み進めているところですが、

わたしと子どもはそれぞれ別々の作品を読んでいるものだから、

夜の読み聞かせ時には少しストーリーがこんぐらがってしまうところは

ちょっと困りものです(笑)。

 

大人が読んでも主人公の周りの子たちのキャラクターがとても

面白いので、おすすめです。

お子さんと一緒に読まれることをおすすめします。