子どもがたまたま図書館で見つけてきた、魔法犬花丸の物語。
今手元に4冊あって、一緒に読書を楽しんでいます。
特徴的な絵を見てはっとしたのですが、
よしもとばななさんの『High and dry』と同じ画家の方が
イラストをかいていらっしゃいました。
小学校4年生の主人公衣世梨が、たまたま捨て犬を拾ったのですが、
その犬花丸が不思議な力を持っていて、
主人公の冒険のキーパーソン(キードッグ?)になるんです。
でもその魔法は、犬が話したりするようなものではなく、
別の世界にいざなう脇役のような働きで、
主人公との関係性がとってもおもしろいんです。
あんまり魔法の世界が当たり前になってしまうと、
ファンタジーで全く違う世界の出来事のように読んでいくけれど、
この本はあくまで控えめに花丸が活躍するので、そこが
面白くて、現実からあまり離れずに楽しんで読むことができます。
まだまだ読み進めているところですが、
わたしと子どもはそれぞれ別々の作品を読んでいるものだから、
夜の読み聞かせ時には少しストーリーがこんぐらがってしまうところは
ちょっと困りものです(笑)。
大人が読んでも主人公の周りの子たちのキャラクターがとても
面白いので、おすすめです。
お子さんと一緒に読まれることをおすすめします。