hon-nomushi’s blog

人生の友になる本との出会い

本の厚さと現実逃避 ヒラリー・マンデル『ウルフ・ホール』 

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試験前になると急に机のまわりを片付けたくなる学生のように、

現実でちょっとしんどいやることがあるとき、

わたしは分厚い長編へ挑むくせがあります。

本当はこんな分厚い長編に逃げているどころではないのだけれど…。

 

世界史でクロムウェルという名前を耳にしたことはありますか。

彼が主人公の、あの時代を題材にした作品です。

これが第1作目で上下巻に分かれており、

第3作目まであるのです。

歴史小説なので、時代背景がわかっていた方が良いのだけれど、

知らなくても充分楽しめるのは作者の書く力のおかげ。

 

とはいえ人物相関図などを理解しながら読む必要があるので、

時間のあるときでないと読み込めないような本であるのは

間違いありません。

なのに、他にやることがある今に

なぜか手を出してしまう…。

困ったものです。

でも、もう本の世界にどっぷりつかってしまっているので、

空いている時間はひたすら読書をしてしまいます。

 

こうなったらもう同時進行で、

やることと読書を進めるつもりでいますが、

目下のところこちらの作品ばかりに手がいってしまいます。