まだまだばたばたしている5月。
単身赴任をする家族に料理の本のおすすめを聞かれたとき、
この本が心に浮かびました。
『まずは塩しましょう。』
食材を切って塩をまぶしておいて、すぐ使える状態にする。
そこから日々の料理を展開する。
この「塩をまぶしておく」というひと工程があることで、
食材の水分をコントロールし、おいしく食べられる状態になるのです。
そして塩でひと味加えてあるので、その後に加える調味料は最小限。
簡単な料理とは書いていないので、なかなか料理を始める人が自分で
手に取ることはしないかもしれませんが、
こんな料理の本こそ料理を始める人に最適だと思います。
はじめの一歩を簡単に、時間のある時に準備しておく。
忙しい日々の中で、台所に余裕をもたらすのは
こんなひと手間だと、実感しています。