今日から、わが家の子どもは新学期です。
ここ1週間くらいほぼ家でのんびりしていましたが、やはり学校に行く日が
近づいてくると落ち着かない様子。うちの子はあまり学校が好きではなくて、
かなり苦戦している様子が見られます。
『学校、行かなきゃいけないの?』
という素朴な一言を、うちの子が言ったらどうしようか、と、
親の自分のために読んだ1冊です。
不登校だった方が自分の過去を振り返っての話や、
70年代に小中時代を過ごした作者の学校の様子が書かれていました。
不登校となった子ども時代、学校が嫌でたまらなかったけれど、
行かなきゃと思っていたという話を読んで、
心が締め付けられる思いでした。
過去を振り返って、作者が出した結論はとてもシンプル。
「あなたを大切にしてくれない場所にいてはいけない」
というもの。
これは、最初と最後にしっかりと書かれている作者からのメッセージ。
本当に、ただシンプルでとても大切な結論を、様々な学校を取材したり
自身の体験から導かれたこの結論を、
わたし自身も親としてとても大切に受け止めます。
もし我が子が「学校に行きたくない」と言ったら。
可能性があってもなくても、かつてそのように思った子ども達の気持ちを、
知るだけでも大切なことだと思います。
そして学校へと歩く子どもたちの中にも様々な想いがあることを、
忘れないで見守りたいと思います。