今週は月曜日まで旅に出ていたので、ばたばたしていました。
普段は単身赴任の家族も家にいて、
なんだかスケジュールがぐちゃぐちゃ。
ようやく落ち着いてブログを書くことができます。
さて、今回の本は小説のように読みやすいものではなく、
経済の本です。
ですがとっつきにくい本ではなく、
読んでみると希望に満ちあふれた本です。
資本主義の様々な弊害が、地球全体に及ぼした影響。
人間が一番偉いと考えてしまうようになった様々な要因、
これまでの文化によって自然が無視されるようになったこと、
それが積み重なって地球がすっかり疲弊してしまったこと…。
著者は環境だけへの影響ではなく、わたしたちの生活を豊かにすることも、
今偏っている富の分配によって充分可能であることを示してくれています。
これからは成長ばかりを目指すのではなく、
分かち合いが主体となることで
様々な問題が解決可能である、とも述べています。
説得力のある様々な論を元に、
これからの社会に希望を持つための
色々な政策が述べられています。
もう、消費するだけの世界は終わりかけている。
だって、その先に完璧な満足感や幸せがないから…。
そこに幸せがないのであれば、
わたしは次は普通に生きる人が幸せをたくさん感じられる生活に
シフトして生きたいなあ。
過剰な広告によるあおられや不安感、
老いていくこと、ゆっくりすることが悪く思われる
今の風潮にはっきりノーと言って暮らしていきたい。
そして地球の負担も限りなく減らして生きたい。
これからの希望へつながる生活を創り出したい人への、
基盤になる本だと思います。